ベルリンを拠点にグローバルに活躍する
アーティスト、塩田千春さん。
記憶や不安、夢や沈黙など、とても繊細
でパーソナルな世界をインスタレーション
やパフォーマンスの形で表現しています。
その塩田千春さんの過去最大の個展が
森美術館で開催されてます。
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o1080080914501565346.jpg)
いきなりの、インパクトある作品。
赤色は、糸で作られていて、まるで何本もの
細い糸が生命力を持ったように空間を張り
めぐらされてました。
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o0809108014501565356.jpg)
赤に対して黒の糸。
まるで、沈黙や静止、普遍を表現している
よう。
中でも、一番、感銘を受けたのは、この
作品というか、作品のコメントを読んだ
あと、後からじわじわとその意味の深さ
を感じた作品。
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o0809108014502011766.jpg)
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o1080080914502011776.jpg)
第三の皮膚は、居住空間。
私たちが住んでいる居住空間は、
壁やドアや窓で守られています。
その、居住空間の内と外の境界として
存在する窓。それを皮膚と、表現して
いるところに、私の魂が震えました。
作品で使われている窓などは、再開発
が進む当時のベルリンで廃棄された窓。
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o1080080914502011796.jpg)
その他にも、440個のスーツケースが
赤い糸で吊るされ、天へと続く階段の
ようになだらかに上昇していくこの作品。
人々の旅路を示唆するスーツケースは、
これから行く先の、ワクワク感を予感させ
ます。そして、この、スーツケースのいく
つかには、驚きの仕掛けが!!
その仕掛けについては、ぜひ、森美術館へ
足を運んで観てみてください!!
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o0809108014502011803.jpg)
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o0809108014502011811.jpg)
そして、最後は、魂について、触れられて
いました。
塩田氏が、10歳のドイツの子供たちに「魂」
について質問し、それについて答える様子を
映したものでした。その中の子供の1人が、
とっても好きな子に告白して、振られたら
僕の魂は、崩壊するだろう。と語っている
男の子がいました。
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o1080080914502011825.jpg)
いろんな作品を通じて、魂について考えさせ
られ、まさに、魂がふるえた個展でした。
魂について、皆さんはどう感じますか?
この個展を通じて、ひょっとしたら何か
感じることがあるかも!?しれませんね。
![](https://sansui-t.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/o0809108014502011828.jpg)
10月27日まで、東京、森美術館にて開催
されてます。
詳しくは、こちらをどうぞ。
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ライフ・コンシェル三粋 宮原 優子
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